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ウイスキーは飲み比べて、自分好みの一杯を見つける

バーに入って、自分の好きな1杯を注文する。もしくは、好みをバーテンダーに伝え、気に入りそうなものを選んでもらうか。それができるだけで、バーがぐっと楽しくなる。だが、なかなか自分の好みがわからないのがウイスキーかもしれない。アルコール度数が高いため、苦手だと思ってしまうと挑戦しにくくなる。実際、僕の周りもウイスキーが好きだという人と、あまり飲んだことはないが苦手だという人にわかれていた。

そこで、先日、友人・知人を誘ってウイスキーの飲み比べを行った。たくさん飲むと酔っ払って味がわからなくなるため、それぞれ少しずつグラスに入れるのが大切。また一度に飲みきらず、それぞれ比べながら飲み進めるのをお勧めしたい。

今回飲み比べたのは8種類。飲みやすいものからだんだんヘビーなものを選んでいる。飲み方にルールはないが、ごくごく飲んでそのアルコール度数の高さに参ってしまわないようにしたい。まずはグラスに注がれたウイスキーの色と香りを楽しむ。香りを楽しむときには一気に吸い込んでしまうのではなく、そっと遠くから香りを確かめるように。華やかな香りやリンゴなど果実の香りがするものもあり、ここでも自分の好みがわかる。そしていよいよ飲むわけだが、少量を口に含み味わうのがいいだろう。ウイスキーはビールのようにごくりと楽しむわけではないのだ。

そして比較する際は、もちろん自分の感覚を大切にしてほしいが、ワインの飲み比べのようにウイスキーの飲み比べにもいくつかキーワードがある。例えば香味表現としてわかりやすいのが「フルーティ」や「スパイシー」といったもの。他にも熟成する際の樽に由来した香りを「ウッディ」と呼び、樽材から溶け出したバニラのような香りがウイスキーにするものをその名の通り「バニラ」と呼ぶ。覚えて蘊蓄ぶる必要はないが、飲んだときに「これはフルーティだな」などとわかるとにやりと楽しむことができる。

それでは早速、今回飲み比べた8種類のウイスキーを紹介しよう。

「GLENFIDDICH」
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世界ではじめてシングルモルトウイスキーとして売り出したグレンフィディック。今日では世界でもっとも飲まれているシングルモルトウイスキーだとも言える。バランスよくライトボディで柔らかなので、初級編としてはもってこいだ。

「MACALLAN」
シングルモルトのロールスロイスと呼ばれる「ザ・マッカラン」。守り抜かれている伝統的な製法で作られるほか、減量も厳しく選び抜いたものだけが使用されている。重厚で華やか、フルーティでシェリーの香りが特徴。

「THE GLENLIVET」
バランスがよく作り手からもシングルモルトウイスキーの原点であると言われることが多いザ・グレンリベット。味わいはフルーティでドライなため、飲みやすいと女性からの人気が高いのも頷ける。

「GLENMORANGIE」
1843年にスコットランドのハイランド地方に設立されたグレンモーレンジ。スコットランドでは今ももっとも愛されるシングルモルトとして知られている。ライトで華やかな一杯で、さっぱりとした甘さを楽しめる。

「SPRINGBANK」
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数少ないキャンベルタウンの銘柄。ニッカウイスキー創業者の竹鶴政孝がスコットランド留学中に訪れた蒸留所のひとつでもある。ピーティー(燻製のような芳しい香り)な中に柔らかな風味がある。

「LAPHROAIG」
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アイラモルトの王者。好きになるか、嫌いになるか、はっきりわかれる一杯と言われている。ラフロイグとはゲール語で「広い湾の美しい窪地」という意味。強烈にピーティーでヘビーな味わい。

「MORTLACH」
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モートラックの中でも、人気シリーズの「ダンス」。どのボトルも美味しいと評価が高いため、即完売するシリーズだ。モートラックらしい華やかさの中にどっかさっぱりとした都会らしさを感じることができる一杯。

「DALWHINNIE」
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知る人ぞ知るという感じのダルウィニーはかなり通好みとも言える。これはオフィシャル品のオールドボトルで、雪解け水で仕込まれている。エレガントな優しさを味わうことができ、どこかしなびた感じがするのもいい。

*あわせて読みたい「ノミカタリスト 秋の夜長はシングルモルトを楽しむ

僕の好みはやはり「モートラック」と「ダルウィニー」だ。味わって飲むことでそれぞれのストーリーが浮かんでくるような気がする。だが、一緒に飲み比べた人は「グレンモーレンジ」がいいという人や「ラフロイグ」が好きだという人もいておもしろい。同じスコッチウイスキーでも味の違いがはっきりとわかるので、自分の好みを改めて知ることができるのではないだろうか。

好きなお酒がわかると、お酒を飲むのがもっと楽しくなる。自分の好みをバーで伝えることで、もっと好きなお酒に出会えるかもしれない。それが、僕が飲み比べを勧める理由だ。

なお、ウイスキーに限らず、焼酎など蒸留酒を愛する人達が集まる「蒸留酒愛好会」が、Facebookのグループページにある。興味があれば。

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