M/M memento / moment (メメントモーメント)

トレンドビジネスデジタル旅行デザインカルチャーフードライフオートモーティブファッション

ファーストレディ・安倍昭恵の考え方。(3)

ファーストレディの生き方。愛で世界を変えること。



いい夫婦の日(2013年11月22日)前日に

599708_411914645598651_1943593907_n
安倍晋三首相が、フェイスブックで「家庭の幸福は、妻への降伏」と書き込んだ。ご家庭のことをすこしうかがってみた。




一般家庭と同じ朝の風景

「今はまだ首相公邸ではなく、渋谷の自宅で生活しているんです。主人と一緒に行動するのは海外に行くときと、海外からのお客様が来られているとき、あとは皇室の行事とか。主人も自宅のほうがリラックスできると思います」。朝、普通の主婦がサラリーマンを送り出すのと同じように、ご自宅から首相を送り出すのだろうか。「行ってらっしゃい、行ってきます、と国会に送り出すわけです。一般の家庭と同じですよ。国会中は朝早いですね。7時から9時くらいの間に出て行くという感じです。夜は昔より早くなりましたね。9時か9時半には帰ってきます。主人はほとんど外で食べてくることになるんですが、家で食事をするときというのは、身体の具合が悪い時だったりするのですよね。以前何度か入院したりもしていて、その前後は家で食べていました。消化がいいもの。お粥と煮物と煮魚とか」。



ご主人との出会い

幼稚園から聖心女学院に通い、卒業後は大手広告代理店 電通に就職。そもそも旦那様との出会いはどんなきっかけだったのだろう。

「上司に紹介されたんです。当時、主人はまだ政治家にはなっていなくて、外務大臣秘書官で。それまで神戸製鋼という会社に勤めていたんですけど、安倍の父が外務大臣になったときに、秘書官として働きはじめたんです。私が20代前半、主人は30代直前でした。電通では、新聞・雑誌局だったのですが、地方紙担当の人が山口新聞の人と親しくて、上司とその方の間で最初から結婚をという話できたんです。そんな気はなくてお断りしていたんですが、面白い人だから断る理由もなく、友だちとして「ご飯だけですよ」という感じでおつきあいしているうち、親しくなりました(笑)」。

そして政治家の妻となる。

「結婚したときもまだ政治家になってはいなかったんです。安倍の父も総理を目指しているという時期で、総裁選に出たり、最後まで総理になることなく、病気で亡くなってしまいましたけれど。まだまだ元気でやれると思っていたのに急逝し、主人が地盤を受け継ぐことになりました。いつか政治家になると秘書官のときからわかっていたのですが、そんなにすぐにとは思っていませんでした」。

935982_420051968118252_622337217_n
政治家の妻という人生はどんなものなのだろう。

「安倍の母を見て、政治家の妻はこうあるべき、というものを学んでいったように思います。政治家の妻としては主人の足をひっぱらないように、票を減らさないように。安倍の父の時代から受け継いでいるものを守る責任がある。家族の支えがあってこそ、男性も女性も良い仕事ができます。日本の元気は、元気な家庭から。強い日本を取り戻すベースです」。

脱原発、反TPP、消費税反対……安倍政策に対して反対の意見を持つ昭恵さん。家庭内野党と言われている。昨年6月、国会内で講演。安倍政権が世界各国に日本の原発輸出を図っていることに対し、「私は原発反対なので、非常に心が痛むところがある」と述べた。首相夫人が政府方針と異なる意見を公の場で語るのは異例のこと。

「原発に使っているお金の一部を新しいエネルギー開発に使い、日本発の自然エネルギーを海外に売り込んだらいい。結局あれだけ広いところが住めなくなっているし、利権もものすごくあるし、ほかに代わるエネルギーがあったなら、変えたほうがいい。上関(かみのせき)もこれからどうなるのか」。



選挙区である山口県には、上関原発の建設計画がある。この計画にも昭恵さんは反対の立場をとる。

「もともとは主人の選挙区である豊北町というところにつくる計画があったのですが、住民の反対運動があって、当時の町長が作りませんという決断をしたので、上関のほうにいったんです。当時の町長の決断がつくりますということであったら、そこだったかもしれない。今の上関の現状が下関になっていたかもしれない。そう思うと他人事ではないんです。祝島(いわいしま)という、原発の反対運動をしている島にも何度も行っています。きれいな島なんですけれど」。

環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏を安倍首相に引き合わせ、直接自然エネルギー政策のレクチャーをしてもらったこともあるという。

「長州友の会(昭恵さんが主催する山口県出身者のコミュニティ)でもエネルギーの勉強会をしました。お互い山口が地元で、飯田さんの考え方は私に近いものがあって、山口県をこういうふうにしていきたいよね、と飯田さんが語っていることはわたしの思い描いていることとかなり近いんです。その後、山口県知事選で自民党の対立候補になってしまったので難しいものもあるんですが」。



小泉元総理の「原発ゼロ発言」のように、5年後、10年後、自民党政権も変化していく可能性もなくはない。

「最近、社会の変化が早いじゃないですか。私はアセンションしていると思っているんですが、言ったことが自分に返ってくる。批判すると批判が返ってくる」。

アセンションとは「ひとの意識が変化して、より高い意識へと至ること」。個人の意識の変化が社会変化を起こしていくという考え方だ。人の意識が変化してきていると昭恵さんは感じている。

「何かを語るときに自分に学びが生まれる」。社会が変化するためにはそうした学びの体験が大切。そして感謝する気持ち、許すことも。「イメージだけど、そこから本当に『光』が出ていると私は思っているんです」。

それは目にみえないものかもしれないけれど、感じることができる。感謝、愛と、許し。その実践法をきいてみた。

「自分がうまれてきて、今日も生きている。そのことだけでもありがたい。嬉しい。仏壇に手を合わせ、今日もありがとうございます、という。何かを努力するというよりも、宇宙と一体になるイメージ」。

バラバラになってしまっている身近なところから、つなぎ直していくことが大切。昭恵さんは対立する考えの人や考え方に出会ったときに、簡単な瞑想をするのだという。

「その問題や人と一体になる。イメージの中で五次元のピラミッドに入るんです。例えばうまくいっていない人がいたとする。そのときは、その人とイメージの中でピラミッドに入ってみる。対立するものを自分の中に呼込んで、具体的にイメージの中で対話をしてみるんですよ。そうすると現実にも変化が起きるんです」。

今の世界をよりよい世界へ変えていく、そのための変化はまず心の変化から。昭恵さんはアセンションしていく世界を信じている。




参加型民主主義の時代

_Z8A5660
昭恵さんは社会を変えていくためには、一人ひとりの国民の側にもやるべきことが多いと考えている。

「今までは、道路ひとつ作るのも関心を持ってこなかった。でも被災地がああいうことになって、これから消費税も上がるし、私たちは、自分たちがどういう暮らしをしたいのか、どういうことが幸せなのか、もっと本気で考えていく必要があると思います」。お任せ民主主義ではなく、参加型民主主義へと変化が必要だ。「税金がどう使われるのか、私たち自身が、もっと関心を持っていかないといけないんだろうなと思うんです。各省庁の予算の仕組みも縦割りで普通の人にはわかりにくい。構造自体を変えていかなくてはと。高度成長の時代はそうした仕組みで、それはよかったのだろうけど、今こうして時代が変わっていくなかで、成熟した社会にあって、本質的なものを見ていくとなると、そういうところにも国民は関心を持っていかなければと思うんです」。

安倍政権に対しても伝えたいことはしっかりと伝える。しかし文句をいうだけの国民ではいけない、昭恵さんはそう考えているのだ。

「自分たちの意見が政治・社会、町づくりに反映されていないのだと思います。それは住民側にも問題があって、普段そういうことを考えていないんだと思う。どんな暮らしにしたいか、どんな町にしたいか。批判をするけれど、もしあなたが町長ならどうするか、というところまで考えている人は少なくて。若い人にももっと真剣に考えてもらって、それが社会に反映されると、戻ってくる」。



女性性の社会

「大企業の管理職も政治家も、各省庁の決定機関にも、女性がほとんどいないのが現状だと思うんです。次世代がうまれないかぎり次の世界はないので、女性も社会で働いてもらいたいと同時に、子どもを産める環境を整えてもらいたい」。

そう語る昭恵さんは、日本にはもっと女性的な要素が必要だと考え、自身が経営する居酒屋「UZU」で、「女性のリーダーシップ」について語る会を催している。

「必ずしも女性はリーダーシップをとりたいと思っていない、ということもあるんじゃないかなと思います。男性社会の中に女性をあてはめてもどうなんだろうな、新しい形の社会を女性がつくっていかないと。主人も女性が輝ける社会をつくりましょうと言って、いろんな政策を打ち出しているんですが、結局それって「男たちが考える女性社会」なんじゃないかなと。女性たちがどんな社会を望んでいるのかを考え直した方がいいのではないかと思うんです」。

女性が望む社会の形というのは、どんなものなのだろうか。

「男性はピラミッド型の組織だったりするし、女性は横につながっていたり、直感でつながっていたり。女性はぐちゃぐちゃしているようだけど、最終的には決まると早いんですよ。男性社会は決まったものを進めていくのは効率的だけど、一歩踏み出すのに理屈がいるので変化するのが難しい。どちらの良さも生かせる社会になるといいと思うんです。本気で日本が世界の中心になっていくことが必要だと思っています。でもそのためには、日本がもっと女性的なオープンな国にならないと」。




愛で世界を変える

長時間に及んだ今回のインタビュー。ファーストレディとしての仕事をこなしながら、家庭内野党として総理へ国民の声を伝える。農業を通して、居酒屋UZUを通して、日本の食を誠実に届ける。日本の若者や地域を応援する。これらを自らの体で身近なところからはじめている。それが首相夫人、安倍昭恵さんの姿。新しいファーストレディの姿といえるのではないだろうか。

お金の使い方を考えよう。
ひとの暮らしをとりもどそう。
こころの壁をとりはらおう。
平和な世界をつくっていこう。

これが彼女のメッセージ。こうしたことが「愛で世界を変える」ということにつながっていくのだ。

※取材は2013年12月、渋谷にて


ファーストレディ・安倍昭恵の考え方。 連載目次
第1回
第2回
第3回


この記事を見た人はこんな記事も見ています

二コール・キッドマン演じる伝説のクールビューティー 『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』

人気絶頂でハリウッドを去り、モナコ公妃となったオスカー女優グレース・ケリー。 モナコ大公レーニエ3世との結婚は、20世紀のおとぎ話として、現在でも語り継がれている。1957年に長女の妊娠をマスコミに悟られないよう、エルメス社のバッグ「サック・ア・クロワ」でカメラから腹部を隠したことでバッグが有名になり、商品は「ケリーバッグ」と改名された。

果物と野菜をテーマに 「ヘルシーファストフード」 を提案するカフェブランド 『FICO&POMUM JUICE』  青山に新店OPEN!!

スムージーとフレッシュジュースの専門店「FICO & POMUM JUICE (フィコ・アンド・ポムム ジュース、以下フィコ&ポムム)」の新店舗が、2014年9月11日(木)、青山オーバルビルにオープンする。同店は、2013年11月開業のグラントウキョウノースタワー店に続く2号店となる。

えびとチーズのおいしい出会い。話題のジャパニーマカロンって?

えびせんべいの老舗「志満秀(しまひで)」がこれまで培ってきた商品技術と経験を駆使し、今までの和菓子、洋菓子のジャンルを超えた新感覚のえび菓子「クアトロえびチーズ」を発売した。色鮮やかなブルー・イエロー・グリーン・オレンジの4色に染められたえびせんべいは、まるでフランスを代表とするお菓子マカロンのように可愛らしい。